かくしごと

ドキュメンタリー映画『燃えるドレスを紡いで』では衣服とゴミの問題に焦点をあてた関根光才監督が、作家・北國浩二の小説『嘘』を映画化したヒューマンミステリー。長年絶縁状態にあった父が認知症を発症したため渋々田舎に戻った絵本作家の主人公が、事故で記憶を失ってしまった少年と出会い、少年を守るため自分が母親だと嘘をつき一緒に暮らし始める。実生活で三児の母の杏が、「今の自分だからこそ演じることができる」と、その深い母性を芝居を超えて体現。認知症を患う父親を奥田瑛二が演じる。