『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』のジョナサン・グレイザー監督がマーティン・エイミスの同名小説を映画化。アウシュビッツ強制収容所の隣で平和な生活を送る収容所の所長とその家族を描く。所長役にクリスティアン・フリーデル、所長の妻役で『落下の解剖学』のサンドラ・ヒュラーが出演。第76回カンヌ国際映画祭ではパルムドールに次ぐグランプリに輝き、第96回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞、音響賞の5部門にノミネートされ、国際長編映画賞と音響賞の2部門を受賞した。タイトルの『The Zone of Interest(関心領域)』とは、アウシュビッツ強制収容所群を取り囲む 40 平方キロメートルの地域のことを指す。