MATAGI マタギ

鶴岡市の山間部「大鳥」集落でマタギ文化を継承して生き続ける男たちに密着した2023年制作のドキュメンタリー映画。大鳥では村が開かれた1100年頃から「熊狩り」が行われていて、ツキノワグマが冬眠から目覚める4月頃、「鉄砲ブチ」の男たちは集団で山に入る。山と共に暮らし、山の神を信じ、生きているものには魂があると信じている彼らの、時代の変化と共に変わりつつある姿を記録する。翌年制作の『プロミスト・ランド』でもマタギを題材に描く飯島将史監督が、マタギの精神に迫りながら「マタギとは何か？」を改めて本人たちやその地域の人に問う。