山王キネまち大学のミッションは映画館を活用したコミュニティづくりです。
旧鶴岡まちなかキネマの機能を生かした学習拠点「鶴岡キネまち大学」は小さな映画館ホールの中やステージを活用して、市民が主役になれる学びの実験室として、語ったり演じたりできる講座・ワークショップを展開する、新たな学びの場を創ります。
山王キネまち大学は、鶴岡まちなかキネマを「キャンパス」にまちに関わるすべての層が参加できる「講座」を出会いの場として、課題や志を持った市民・団体・行政のネットワークづくりを行います。こうした地域密着型の学びの場づくりを通じて「新しい地域コミュニティ」の創出によって、地域の活性や様々な地域課題の解決を行います。
「鶴岡まちなかキネマ」にある映画館機能を活用して、「山王キネまち大学」と銘打ち下記の条件に資するイベント・講座などの企画を募集します。
企画条件
以上5つの内いずれか1つに該当
経営負担:10万円以内(講師謝金・旅費・会場費・消耗品費 他)
応募期限:11月30日まで随時受け付けます
鶴岡市まちなかキネマ 内 山王キネまち大学 事務局 TEL.0235-64-1441
この事業はWAM(独立行政法人福祉医療機構)の助成を受けて実施します
鶴岡市子どもまつり×山王キネまち大学 コラボレーション企画
「鶴岡まちなかキネマ」「山王キネまち大学」「公益のふるさと創り鶴岡」連携企画
日時:5/27(土),28(日)
27(土) 13:30~ (78名/予約制※空きがある場合のみ当日も受付)
28(日) 15:45~ (78名/予約制※空きがある場合のみ当日も受付)
会場:鶴岡まちなかキネマ (山王町13-36)
対象:子ども,または親子 ※大人のみは不可
料金:無料⚠️全席予約制
受付:5月17日 (水) 9:30~受付開始
お申し込みお問い合わせは鶴岡まちなかキネマ(電話 0235-64-1441) まで。窓口でも受け付けています。
日ちに:2023年7月22(土),23(日)
場所:鶴岡まちなかキネマ
<スケジュール>
7/22(土) 13:30映画上映 15:10トークショー(約30分)
7/23(日) 11:10映画上映 12:50トークショーと演奏会(約60分)
<登壇者>
平塚千恵子(プロデューサー)、山田礼於(監督)、石井健介(出演者.目が見えない)、高橋佑輔(鶴岡のピアニスト.目が見えない)、MC 菊地将晃(鶴岡の福祉活動家/ダンサー)
目が見えないって、どんなふうだろう。普段どうやって暮らしていて、どんな時に手を貸してほしいって思うんだろう。もちろん遊んだり仕事したり、趣味とか特技もあるよね。その人のことを知るとすごく身近に感じるのに、知ろうとしていないことって多いかもしれない。この企画は「目が見えない」を知る第一歩。
*トークショー、演奏会のみの参加はできません
*映画鑑賞チケットをお買い求めください
2023年7月22(土),23(日)
鶴岡まちなかキネマ
<登壇者> 平塚千恵子(プロデューサー)、山田礼於(監督)、石井健介(出演者.目が見えない)、高橋佑輔(鶴岡のピアニスト.目が見えない)、MC 菊地将晃(鶴岡の福祉活動家/ダンサー)
鶴岡市の「意思疎通支援者派遣事業」より手話とパソコン要約筆記通訳の方々にもご協力いただきました。お陰様で聴覚障がいのある人たちにもご参加いただけました。
映画にまつわるお話はもちろんのこと、みんなに優しいユニバーサルな場づくりについてや、人と関わり合っていく中での自身の気持ちなど、多岐にわたるトーク内容となりました。
2日目はトーク後に市内で活躍中の高橋さんのキーボード演奏も。会場の皆さんもよく知るポピュラー音楽に耳を傾け、心がひとつになっている…そんな雰囲気で幕を閉じました。
2023年7月29日(土) 鶴岡まちなかキネマにて盛況のうちに終えることができました。会場には60人近くの人が詰めかけ、50年前の鶴岡の姿を懐かしく見ていました。
登壇者の佐藤正一さんからは、撮影の3ヶ月間は付きっきりで対応されたこと、方言指導やアフレコでの裏話、実は当時の上司(市役所産業部長)と共に映画に出演もしているなど、面白いお話を聞かせていただきました。水谷史男さんには、時代背景や映画業界の変遷、この作品の組み立てや典拠について語っていただきました。
司会の三浦新さんは、貴重な資料(実際の台本)を手に、映画のタイトルが『成熟』に決定するまで二転三転していることなどを提示。また、客席の皆川市長も「観光PRとしてもの凄いインパクト!街並みや行事など懐かしさを感じると思う。農家や漁師の葛藤には涙した。素晴らしい映画!」と感想を述べました。
日時:2023年8月22日(火) 13:00〜16:00
場所:鶴岡まちなかキネマ
★ 参加費無料 ☆ 申込不要 ★
1.グランツーリスモ7(国体eスポーツ競技/レースゲーム)
2.ストリートファイター6(格闘ゲーム)
3.ぷよぷよeスポーツ(国体eスポーツ/パズルゲーム)
4.太鼓の達人(音楽ゲーム)
5.フォートナイト(オリンピックeスポーツ競技/シューティング)
6.マインクラフトプログラミング等(教育コンテンツ)
山形県eスポーツ連合では、地域において交流人口・関係人口の増加や、文化醸成・教育的価値の創出ほか多方面で役立てていただけるよう、eスポーツ推進活動を行っています。
2023年8月26日(土)
鶴岡市内介護•福祉関係職員公開講座
映画上映+鈴木監督トークディスカッション
8月27日(日) 映画上映+鈴木監督トークショー
10:30〜上映 12:25〜トクショー
*8/27(日)はどなたでも参加できます
*トークショーのみのご参加はできません。映画料金は各自ご負担いただきます。
「ただ映画を上映するだけじゃなくて、必ず上映後に話し合ったり、おしゃべりをしたりする時間も設けてほしい。それをひっくるめて、ドキュメンタリー映画ではなく、つながるための映画「コミュニティムービー」です。」(鈴木七沖監督インタビューより)
市内の小学校が夏休み最終日となった8月22日、鶴岡まちなかキネマで開催された「eスポーツ体験会」にたくさんの親子連れが訪れました。お目当ての種目に一目散に駆けていく様子に人気の高さが伺えます。
また、今までやったことのない初めてのゲームにも躊躇なくチャレンジする子どもたちの姿も印象的でした。大人だと未知の何かを目の前にしたときについつい尻込みしてしまいがち。子どもはサッとやり始めたかと思うとすぐにコツをつかんで楽しんでいるのですから驚きです。
同行していた親御さんにお話を聞くことができました。「今のところ大会に出場するなどはしていなくて、遊びでやっている。本人は『プロになりたい』と自分では上手な方だと言っているが、はたして…」と、期待や戸惑いが見え隠れしていました。もしかすると、これをきっかけにプロの道へ進むなんてこともあるかもしれません。
2023年8月29日(火) 鶴岡まちなかキネマ
サイレント映画を80分も鑑賞するという経験自体がまず稀有である。そのような風変わりなイベントに40人もの人が集まる。それもまた珍しい。
この映画は過去に行われたダンスワークショップの記録映画だ。ダンスというよりは「動き」そのもので、激しい動きというよりは極めて「ゆっくり」。その記録を映画作品とするときに、あえて音のない「サイレント映画」に仕立て上げた。
言葉で伝えることもあれば、身体で伝わることもある。音があるからわかることもあれば、音がないからこそ見えてくるものもある。
ワークショップでの出来事と、サイレント映画という作品と、今まさにそれを映画館で見ているという体験。その3つが同時に繰り広げられる。40人が同じ空間でそれを体験する。
無音の映画だが、映画館は無音ではない。誰かの咳払いや衣擦れの音。他者の存在を感じ取りながらも、自分の頭の中では映画を見ている自分と向き合う。
ふと思い出した。最近これに似た場面に遭遇したな、と。6月末に行われた音楽と舞踏の即興LIVEだ。かたや無音とかたや音楽、それらが似たような感覚を呼び起こすとは、なんとも面白い。
今回もまた芸術(表現)の懐の深さを思い知った。我々の目指す場づくりとの親和性の高さも再認識した。そして次回は共に動いたり音を出したりする場を設けたい、と新たなアイデアも湧いてきた。
■ 山王ナイトバザール 2023年9月16日(土) @山王商店街 13:00-21:00
9月の山王ナイトバザールはクラフトビールフェア。”ナイト”バザールと言いつつ、13時スタートです。昼から楽しむも良し、夜に繰り出すも良し。
ましま家具跡地の広々とした空き地に、クラフトビールコーナーを設けるとともにキッチンカーや飲食の出店も。さらに郵便局前にも飲食・物販コーナーが並びます。
子ども向けイベントから大人向けステージまで幅広い層に楽しんでいただけることうけあい!詳しくは添付画像チラシ内容をご確認ください。
☆リコメンド☆
山王獅子舞 キッズダンス 15:30-16:00 ましま家具跡地にて
面白工作教室 13:30-15:00 真島医院お花畑にて
■ 世界平和デー inTsuruoka
2023年9月21日(木) 18:20-20:45 鶴岡まちなかキネマ
毎年9/21は国連が定めた国際平和デー、通称ピースデーです。世界中の国々や人々が平和について考え行動する日です。
18:30-19:40 映画『a hope of NAGASAKI 優しい人たち』上映
19:45-20:25 トークイベント(松本和巳・三浦恒祺・中村橋吾)
20:30-20:45 『創作歌舞伎 平和成祈鐘』上演 (中村橋吾)
<登壇者紹介>
■松本和巳(映画監督)
ドキュメンタリー映画「a hope of NAGASAKI 優しい人たち」監督 。長崎の被爆者の方々へのインタビューをされた。
■三浦恒祺(洋画家)
被爆者であり洋画家として世界平和を願う作品を数多く世に送り出している。鶴岡市在住。
■中村橋吾(歌舞伎役者) 鶴岡出身。近年は社会問題をテーマにした創作歌舞伎もアートパフォーマンスとして上演。
2023年9月21日(木)
9月21日。この日は国連に定められた平和の記念日です。「世界平和デー」や「国際ピースデー」などと呼ばれています。非暴力と世界の停戦の日として、敵対行為の停止を世界の国々と人々に呼び掛けることを目的としています。毎年この日には国際連合本部ビルで日本の平和の鐘が鳴らされるのです。
鶴岡まちなかキネマではこの日、被爆者たちの新たな証言を集めたドキュメンタリー映画『a hope of NAGASAKI 優しい人たち』の上映と、この作品の監督である松本和巳さん・洋画家で広島で被爆した経験のある三浦恒祺さん・平和の鐘をモチーフに創作歌舞伎を制作し演じている中村橋吾さんのトークイベント、そして『創作歌舞伎 平和成祈鐘(へいわになれやいのるはこのかね)』の上演が行われました。
会場には50名余りの方々が訪れ、真剣な面持ちで映画を見、トークを聞き、演舞を打ち守っていました。トークでは、松本監督が人々の声を後の世に残すことの大切さを、三浦さんからは世界に未だ存在する13,000発もの核爆弾を「人間が持ってはならないものだ!!!」と力強く訴えていました。中村橋吾さんは自分は歌舞伎役者であり演じることで貢献するのが務めだとして、平和の舞を披露してくださいました。
会場に集った参加者それぞれが平和について思いを巡らせながら過ごしたひと時でした。
第1部 薩摩琵琶古典独奏 演奏:与之乃(よしの) 演目:平家物語より『祇園精舎』『壇ノ浦』、『耳切れ芳一』
第2部 琵琶とサックスのインプロヴィゼーションセッション 演奏:与之乃、松本健一
第3部 質疑応答と琵琶体験
10/1、古今coconのお座敷で琵琶の演奏、サックスとの即興ライブを聞きました。第3部は予定されていませんでしたが、演奏後に琵琶について質問が飛び交い、実際の琵琶に触らせてもらうこともできました。
<こんな1コマも…>
この日、最年少の参加者は10代女性Aさん。琵琶法師が登場するアニメ映画『犬王』の大ファンだといいます。与之乃さんから「せっかくなので弾いてみますか?」とお声掛けがあり、会場がどよめきます。大人たちから「こんなチャンスなかなかないよ!」と背中を押され、Aさんは恐る恐る琵琶を手に取りニッコリ。親御さんは「欲しいって言い出したらどうしよう」と苦笑い。琵琶だけでなく、バチも手にしてジャジャーンと音が鳴ると「おぉー!」と歓声がわきました。本物の琵琶に触れることができたAさんは幸せいっぱいの表情でした。
2023年10月22日(日) 鶴岡まちなかキネマ ゲスト:柴田昌平、長南光、須藤明里
映画上映後トークショーを開催しまし、60名弱の方々にお集まり頂きました。今回は監督の話を聞く会ではなく「百一番目の声、百二番目の声を監督に聞いてもらおう」という趣旨でした。
柴田監督はさすが取材のプロ!お二人のお話を上手にそして丁寧に聞き取ってくださいました。長南光さんからは、ご自身が現在のような働き方になっていった背景や暮らしぶり、人生哲学に至るまで。須藤あかりさんからは、今、ここ鶴岡で若者が・女性が新たに農業を始めるにあたっての生の声を聞くことができました。
最後は客席のワカゼ(農家奉公)経験者の方から、楽しい上映でしたと感想が述べられ、大きな拍手で幕を閉じました。
2023年10月28日(土) 、鶴岡まちなかキネマにて三遊亭金落語会が開催されました。鶴岡では4年振りとなる金朝師匠の落語会、当日は24名の方々にお越しいただきました。
演目は古典落語の「鮑のし」と「百年目」。更に予定にはなかった「茄子とかぼちゃ」の踊りまで披露してくださいました。
映画館で落語をしたのは「おそらく人生で2度目かな」と語る金朝師匠。まちキネのステージの雰囲気を見て「ここなら踊れるな」「季節は秋…茄子とかぼちゃでいこう」と急きょ決めてくださったのだそう。なんて粋な計らいでしょう。集まった皆さんには良いお土産となったことと思います。
普段は映画館に来ない落語ファンの人も、逆に映画ばかりで落語は見たことのなかった人も、この日は一緒に落語を楽しむ場となりました。
映画カメラマンの第一人者、芦澤明子さんが女性の視点から映画製作を語ります。
日時:2023年11月12日(日) 11:30〜と、14:20〜の2回
場所:鶴岡まちなかキネマ
11:30の回 『スイート・マイホーム』(本編113分)上映後にトークショー
14:20の回 『春画先生』R15+(本編114分)上映後にトークショー
登壇者プロフィール: 芦澤明子 (あしざわあきこ)1951年生まれ、東京都出身。 日本映画撮影監督協会 (J.S.C)所属。男性社会だった映画製作現場に飛び込み、 女性カメラマンとしての道を切り拓いてきた。 黒沢清、深田晃司、 沖田修一ら日本を代表する監督と組み、長年にわたって名作を数多く作り出してきた。 日本アカデミー賞、 芸術選奨文部科学大臣賞、 紫綬褒章など数々の受賞歴がある。
「鶴岡まちなかキネマ」は昭和初期に建築された木造の絹織物工場をリノベーションした映画館です。2010年に開館しましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響があり2020年5月に閉館しました。その後新たに山王まちづくり株式会社が運営母体となり、2023年3月25日に再オープンしました。